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  • 2020/03/21
  • 2020/03/21
  • コイン東京編集部

ビットコイン急落の週にKrakenのアカウント開設者数が83%増|イタリアの銀行がビットコイン送金仲介を開始

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ビットコイン急落の週にKrakenのアカウント開設者数が83%増|イタリアの銀行がビットコイン送金仲介を開始 
仮想通貨取引所Krakenではビットコイン価格崩壊の1週間に、アカウント開設者数が前週比83%増加したという。ビットコインの急落をチャンスと見て、新たな投資家層が市場に参入している可能性がある。19日にフォーブスが伝えた。

ビットコイン急落の週にKrakenのアカウント開設者数が83%増

過去数年間の間にビットコインの取引プラットフォームが整備されてきた。店頭取引グレースケールは、ビットコインやその他の暗号通貨を証券化しており、2015年以来、機関投資家にエクスポージャーを提供してきた。フィデリティやインターコンチネンタルエクスチェンジなどの従来の金融機関は子会社を通して関与しており、ヘッジャー、ポートフォリオ作成者、デイトレーダーなどの従来の投資家がビットコイン市場に参加・所有しやすくなっている。

仮想通貨データ会社CoinMetricsデータによると2019年秋にビットコインを購入し始めた多くの投資家が確認された。昨年9月から12月にかけてビットコイン価格が10,000ドルから7,100ドルになだらかに下落したが、1BTC以上を保有するアドレス数は増加し続けた。

引用:CoinMetrics
引用:CoinMetrics

CoinMetricsによると3月11日の暴落時に30日間保持された281,000 BTCが売却された。1年以上保持されたビットコインの送金数は4,131 BTCのみで、ボラティリティの大部分が新規バイヤーによるものとされた。金融サービス会社Unchained Capitalによると、3月11日~3月15日に1か月~1年前に作成されたアカウントから約458,000 BTCが移された。

CoinMetricsによると3月11日までの5日間にビットコインとS&P 500の相関性は過去最大に高まった。新規口座はすべてほぼ同時に売却を開始し、S&P 500とビットコインが過去最も緊密な相関性を示した。

しかし、「安値を買う(Buy the Dip)」という行為が、新たな市場参加者の間で目撃されている。Forbesが19日に伝えたところ、仮想通貨取引所Krakenは暴落から約1週間で前週比でアカウントの開設者数が83%増加したという。

イタリアの銀行がビットコイン送金仲介を開始

19日にイタリアの銀行Banca Sella(バンカセラ)は、120万人の顧客が利用する『Hypeプラットフォーム』のアカウントを通じてビットコインを取引する機能『HYPE BITCOIN』を提供していることを発表した。18歳以上のHypeのユーザーは身分証不要でビットコインを売買でき、銀行は仲介機関として機能する。ユーザーはまた、ビットコインを使用して製品やサービスの代金を支払うこともできる。

Hypeのゼネラルマネージャー、Antonio Valitutti氏は「特に暗号通貨とビットコイン市場は顧客ベースを構成する若くてスマートな大勢の間で関心を呼んでいます。彼らが日々の資金管理に使用するツールを介して、この世界にアクセスできることを期待しています」と語った。

このサービスは、イタリアのフィンテック企業Conioと銀行の協力で実現した。従来の取引所とは異なり、3つの秘密鍵は顧客とConio、HYPEによって管理される。それぞれが勝手にビットコインを処理できない仕組みとなっている。


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