COIN TOKYO

  • 2020/03/25
  • 2020/03/25
  • コイン東京編集部

ビットコインの70%の回復はリテール投資家主導か、現物市場の取引量が急増

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ビットコインの70%の回復はリテール投資家主導か、現物市場の取引量が急増   +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
25日にビットコインは6,600ドルで取引され、3月12日の3,867ドルの底値から70%上昇している。一方、大手デリバティブ取引所BitMEXのビットコイン無期限先物の未決済建玉(OI)は、過去12日間で115,000 BTCから55,000 BTCに50%以上減少し、リサーチ会社Skewの観測史上(18か月)で最低水準となっている。

ビットコインの70%の回復はリテール投資家主導か

3月12日にビットコインが約$ 7,300から3,867ドルに急落して以来、デリバティブ市場は大幅に冷え込んでいる。「市場は不透明感に満ちているため、建玉は下落している」とBybitのCEO、ベン・ツォウ氏はCoinDeskに語った。「伝統的であろうと暗号資産だろうと、あらゆるトレーダーは市場の方向性が掴めない時期に慎重になり、明確なシグナルが現れるまで市場を傍観したがる」。

Skewのエマニュエル・ゴウCEOによると、市場全体の合計建玉は2月中旬の50億ドルから約16億ドルへ50%以上減少している。

引用:Skew
引用:Skew

機関市場の活動低下を踏まえれば、ビットコインの70%$の回復は、長期保有者と一般投資家が利用する現物市場に牽引されているようだ。データ会社Glassnodeの「HODLerネットポジション」によると、投資家は5,000ドル未満でビットコインを蓄積した。つまり長期投資家が割引されたビットコインを購入し、ポジションを増やしたことを示している。

HODLerネットポジション 引用:Glassnode
HODLerネットポジション 引用:Glassnode

チャートの緑色はHODLerによる累積を表し、赤色はHODLerの現金化を示す。この指標は歴史的にビットコインの強気市場で減少し、弱気相場でHODLerによって新しいポジションが蓄積されてきた。

引用:bitcoinity
引用:bitcoinity

主要な現物取引所のビットコイン積算取引量は50,000 BTCから150,000 BTCへと増加している。Coindeskによると、米国の仮想通貨取引所コインベースの取引量は、市場の暴落の中で20億ドルに達していた。コインベースでは最大3倍のレバレッジを掛けて現物取引が可能だ。


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