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  • 2020/04/19
  • 2020/04/19
  • コイン東京編集部

「新型コロナ、世界の感染者数50,000件の閾値」、暗号資産市場の折り返し地点に―オックスフォード教授

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「新型コロナ、世界の感染者数50,000件の閾値」、暗号資産市場の折り返し地点に―オックスフォード教授   +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
3月22日、2人のオックスフォード教授が「新型コロナウィルスの感染拡大に伴う、暗号資産価格への影響」を報告した。教授は、パンデミックが市場に影響を与えており、「相関関係は十分に思える」としている。

「新型コロナ、世界の感染者数50,000件の閾値」

上位100の暗号資産の時価総額と取引量を分析
上位100の暗号資産の時価総額と取引量を分析

オックスフォード大学法学部のブログで、Hadar Y. JabotinskyとRoee Sarelの2人の教授が論文『危機がいかに暗号に影響するか:テストケースはコロナウイルス』を発表した。

この論文は、規制当局が危機時に暗号市場に対して適切な対処する際の一助となることを目的に作成された。危機時には、「1つの企業や市場の崩壊が完全なシステムクラッシュにつながる」システミックリスクを抑制することが特に重要となる。

2020年1月1日から3月18日のデータに基づいたレポートは、暗号市場が危機の最中にUターンしたことを示している。当初、Covid-19の症例数が発生するたびに、暗号通貨市場に資金が流入し、トークンの価値と取引量が高まった。しかし、ある時点で投資家は暗号市場からお金を引き出し始め、価格が暴落している。

この行動は、投資家とトレーダーが当初は暗号を信頼していたことを示している。しかし、2月28日頃に世界の症例数が50,000件に達したときに変化し始めた。しかし、ウイルス対策に政府の景気刺激策が打ち出されると、人々が金融市場への信頼を取り戻した可能性がある。

暗号市場のクラッシュが従来の金融市場のクラッシュと相関している場合、当局はシステミックリスクについて配慮する必要がある。この論文は、少なくとも危機の時期に「暗号市場が従来の金融システムのシステミックリスクのソースとして機能する可能性があることを示している」とまとめた。


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