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  • 2020/04/22
  • 2020/04/22
  • コイン東京編集部

「押目買い」を狙うビットコイン・トレーダー、S&P500の下落を警告

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「押目買い」を狙うビットコイン・トレーダー、S&P500の下落を警告  +仮想通貨ニュースサイト コイン東京
安値からの反発の後、ビットコインと株式市場の両方が過去数日間に渡って停滞している。4月20日に一時的に1バレルがマイナス圏に急落した石油に連られてビットコインは直近高値から9%下落し、株式市場は5%下落している。

S&P500の下落を警告するビットコイン・トレーダー

この価格行動により、世界市場が再び下落する恐れが高まっている。暗号資産もそのような波に飲まれるとみて、「押目買い」を狙う見方も出ている。

3月に、S&P 500は史上最悪の下げ幅を経験し、数週間に過去最高値からほぼ40%低下した。その結果、多くのヘッジファンドが資金を失い、マージンコールを受けて現金確保へと駆り立てた。ビットコインも影響を受けて、米国の3月12日に50%下落した。

現在、アナリストは2番底を迎えると予測し始めている。暗号アナリスト「Benjamin Blunts」は、ビットコインが6か月前に3,200ドルに下落すると予測していた。同氏は今、S&P 500の下落を警告している。

Benjamin Bluntsは過去2年間のS&P 500の価格行動と、大恐慌中に見られたチャートの間に、不気味な類似点があると指摘した。フラクタルをなぞると、インデックスが30%低下する可能性があると付け加えた。

米国の株式市場は、「主要レベルで弱気の反転ローソク」が観測されており、さらなる下落が差し迫っていることを示唆している。

ビットコインは現在のところ、景気後退時に「セーフヘイブン(資産の避難所)」として機能していない。カンザスシティ連邦準備銀行が4月15日に発表したレポートによると、経済的ストレスの期間中、ビットコインはS&P 500指数と「重要なレベル」の正の相関関係で機能した。

一方、ストレスの期間中、10年物国債と金の価格はS&P 500とわずかに負の相関関係で機能している。これは、ビットコインがセーフヘイブンに到達していないことを示している。

単純な分析に基づいて、株価が再び下落すれば、ビットコインも下落することを示唆している。BitMEXのCEO、アーサー・ヘイズ氏は、「価格は3,000ドルを再テストするかって?もちろんだ。SPXがロールオーバーして2000ドルをテストするだろう」とブログで述べた。


【コイン東京専任プロトレーダーによる今後の価格分析】

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