COIN TOKYO

  • 2020/09/01
  • 2020/09/01
  • コイン東京編集部

価値の貯蔵にフォーカスした新たな”Bitcoin”ストリーム Bitcoin Vault

このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年に一部の投資家から注目され、世界中のブロックチェーン業界関係者から懐疑的に見られたブロックチェーンがある。それが、Bitcoin Vault(ビットコインボルト)である。
ここ数ヶ月での価格の急上昇を受けて、これが真正性のあるブロックチェーンなのかどうかを疑問視する声が出ているのは事実である。

それでは、Bitcoin Vaultがどのようにして新たなブロックチェーンをとしての立ち位置を獲得しようとしているのかを見ていこう。

安全なシステム

ビットコインが誕生してから既に10年が経過している。有名なビットコインの価格予測モデル「Stock to Flow Cross Asset Model」の提唱者であるPlanB氏によると、ビットコインは様々な資産段階を推移しているという。概念実証から始まり、単なる支払手段を経て、E-Goldの立ち位置を確立した。そして、次のステージは金融資産であるとしている。

E-Goldでは、ビットコインは価値を蓄えるものとして認識されていた。しかし、ビットコインによる価値の貯蔵は、必ずしも安全なわけではない。なぜならば、価値を貯蔵し続けるためには、依然として秘密鍵の紛失に伴う驚異があり、絶対的に安全な保管方法がないからである。

だからといって、秘密鍵を銀行の貸金庫に置いたままにするわけにはいかない。秘密鍵はビットコインの送金で必ず利用することになるからだ。本質的には、ビットコインが完全に安全であるということはないということである。

現在も頻繁に発生している暗号資産取引所の資産流出事件を振り返ると、暗号資産を扱うプロでさえ不正送金のリスクを排除できないのである。ましてや、一般利用者が秘密鍵の管理を安全にできるかどうかには強い懸念が残る。

突き詰めると、ブロックチェーン上に価値を安全に貯蔵するための現実的な解決策は、それができる仕組みをプロトコルに組み込んでしまうことである。Bitcoin Vault(BTCV)は、その答えになるかもしれないブロックチェーンだ。

Bitcoin Vaultは究極のセキュリティのために設計された

Bitcoin Vaultは、Bitcoinという名がつくものの、ビットコインのフォークではない。価値の貯蔵庫を目指したブロックチェーンである。プロジェクトそのものは、マイニングファームのホスティング企業の大手MINEBEST社の設立者でもある、エイアル・イブラモビッチによって率いられている。

Bitcoin Vaultの興味深い点は、通貨用途ではなく、価値の貯蔵に焦点を当てているところである。

あらゆるブロックチェーンは価値の移転速度を競っている。しかし、これは送金がすぐに確定してしまい、不正送金の実行に気がついたときには既に遅いということでもある。そこで、Bitcoin Vaultが採ったアプローチは、送金を敢えて遅くすることであった。

具体的には、通常送金において、送金が確定するのに144ブロックの生成を待つというものである。1ブロックの生成を10分と仮定した場合、これは24時間に相当する。
資産を移転するということは、原則的に所有者がそれに合意しているという前提がある。しかし、暗号資産の世界ではその前提が守られないことがしばしば発生する。ハッキングによる資産流出である。

Bitcoin Vaultでは、144ブロックを生成するまでに、本来のBTCV所有者がその送金をキャンセルすることができるようになっている。これにより、自らが合意しない送金をキャンセルすることができるようになっている。

このような仕組みは、既にCoinbaseのカストディサービスであるCoinbase Vaultで実現されており、送金確定まで48時間の猶予が設けられている。Bitcoin Vaultでは、これを分散型のプロトコル上で実現している。

BTCVの送金が実行されると、本来のウォレット所有者に警告が送られるようになっている。所有者が問題ないと判断する場合、そのまま24時間放置すると送金が確定する。もし、本来意図しない送金が行われている場合、所有者は24時間以内に秘密回復鍵を使い、リカバリー・トランザクションを実行すると、送金をキャンセルできるようになっている。

しかし、毎回24時間待たされているようであれば、本当にBTCVを移動させたいときにすぐに移動できないという支障が出てくる。そこで、Bitcoin Vaultでは、2つの秘密鍵で署名した場合にのみ、10分で送金を確定させられる即時送金も提供している。

このように、Bitcoin Vaultでは3つの秘密鍵を利用することにより、通常送金や、不正送金時の送金キャンセル、安全な即時送金に対応しているのである。
これらが、このブロックチェーンにBitcoin Vaultと名付けられた理由である。今後新たなビットコインの流れになっていくのかが注目されるところである。

Bitcoin vault: https://bitcoinvault.global/ja
Twitter: https://twitter.com/VaultBitcoin

本記事はプレスリリースです。 本ページにおけるいかなる内容、正確性、品質、広告宣伝、商品、その他の題材についても、それを支持するものではなく、またそれらについて責任を負うものではありません。
また全ての投資・トレードにはリスクがあります。掲載記事やリンク先の記事の情報による不利益や損害については当サイトでは一切の責任を負いかねます。自己責任でお願いいたします。

仮想通貨の最新情報をお届けします!