2020/10/10
2020/10/10
コイン東京編集部

トランプ大統領が経済対策案の協議再開ビットコインが5%高騰

トランプ大統領は9日、新型コロナウイルスを巡る追加の経済対策の協議について、早期合意を目指す姿勢を示した。このニュースを受けてS&P500は0.88%上昇し、7月以来の最高の上昇となった。ビットコイン価格も10日に5％以上も上昇し、1万1,300ドル（約120万円）を超えている。

トランプ大統領が経済対策案の協議再開

追加の経済対策は1.8兆ドル（約190兆円）規模とされている。米ホワイトハウスの経済顧問ラリー・クドロー氏はムヌーチン氏とホワイトハウスのマーク・メドウズ大統領首席補佐官と会談し、新しい支援策は "比較的広範なものになるだろう "とFOXビジネスの取材に対して述べた。

「世界市場は米国の政治的動向を注視している」。証券会社AJベルの投資ディレクター、ラス・モールド氏は「投資家はさらなる景気刺激策の可能性に引き続き注目している」とメールで述べている。

分析企業Quantum Economicsの創設者であるマティ・グリーンスパン氏は今週のメルマガで、「超長期チャートでは、ビットコインは常に株式市場とやや関連しており、特に中央銀行からの刺激策の追加や削除にゆるやかに反応し、リスクの高い資産として期待されるような振る舞いをしている」と述べた。「機関投資家トレーダーの参加が増えている。短期チャート上でもこの関係を強化している」と加えた。

トランプ米大統領は6日のツイートで、11月の選挙を終えるまで追加の新型コロナウイルス対策を巡る協議を停止すると表明していた。直後に米株式相場は急落しており、ＮＹダウは下げ幅300ドル強、ビットコインも約200ドル下落した。この時、トランプ氏は選挙前にこれ以上の景気刺激策の与野党協議は行わないと述べており、「選挙に勝利すれば、独自の1兆ドル規模の経済対策を成立させる」と加えていた。ビットコインの動きは、主要な金融ニュースに関して主流の市場と連動して反応していることを示唆している。

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