ビットコインの新高値更新に続きアルトコインも活況を呈しています。
ネムが超出遅れコインであることは以前から指摘してきましたが、世界的な金余り現象の中、株式市場はじめとして盛んにローテートが実施されており、暗号通貨市場でも出遅れコインが狙われやすくなっています。
そんな中、2月18日アルトコインが急騰し、その中でもネム(XEM)の上昇率は目立っています。
ネム(XEM)の価格は2月15日の急落劇から反発し、本日46円台まで上昇し、戻り高値更新となっています。
アルトコイン全般が買われる中、ひときわ目立った上昇率となっているネム(XEM)に大注目となりそうです。
ネム(XEM)の週足チャートを見てみましょう。
2月14日に43円台まで上昇し戻り高値を更新するものの、前述のように急落し34円台まで下落しています。
ただし、ここは暗号通貨市場全体も下落していますので、ネム(XEM)の問題というわけではないでしょう。
その後、34円台から急反発を見せており、本日46円台と再び戻り高値を更新しました。
さて、問題はここからです。
現状の異常に強い暗号通貨市場を考えると、このまま上昇するのではと期待したくなるのですが、実は、目前に強力なレジスタンスラインが控えています。
週足チャート上には、47円から48円前後のところに強力なレジスタンスラインが控えています。
この価格帯とは、2018年1月からの暴落劇において、2018年3月、4月、5月とレジスタンスラインとなった水準で、ここを上抜けるかどうかが大注目となります。
さらに、ネムの2017年12月高値(245円台)から、2020年3月のコロナショック後の3円割れに引いたフィボナッチリトレースメントでは、48円前後のところに38.2%が存在しています。
ここは多くの投資家が強く意識する価格帯となりますので、跳ね返されるのか、あるいは、ここをも簡単に突破するのポイントとなりそうです。
チャートの形状として「聖杯」を作っており非常に強い形となっており、レジスタンスライン突破の可能性も十分ありそうですが、そこは暗号通貨市場全体の流れに影響を受けることになりそうです。
2月17日から再び上に動き出した暗号通貨市場ですが、他の市場、とりわけ株式市場を見てみると2日連続でNasdaq市場が弱含みとなっているのが気になります。
逆に言うと、Nasdaq市場から短期資金が暗号通貨市場に流入している可能性もありそうですが、株式市場が急落するようだと、暗号通貨市場も影響を受けることになります。
今晩から週末にかけてのニューヨーク市場の動きに注目したいところですが、仮に、週末にかけて強い動きを見せるようだと、ネム(XEM)ののレジスタンスライン越えも起こるのかもしれません。
40代男性。大手証券会社、大手通信会社の経営管理を経てセミリタイヤ。職務経験から、広く事業や経済動向、株式・先物・為替市場に精通。長らく株式トレードを行い、暗号通貨は2017年から。仮想通貨だけでなく、ビジネスや世界マーケットを絡めた視点から大人の分析ができるビジネスマン。
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