アルトコインの世界で地殻変動が起ころうとしています。
鉄板と思われたメジャー通貨トップ3の時価総額ランキングから、リップル(XRP)が下落し、代わって、カルダノ(ADA)やバイナンスコイン(BNB)などが入ってきています。
暗号通貨といえば、ほとんどの方はビットコインが思い浮かぶでしょうし、事実、ビットコインの大相場からアルトコインも続けとばかりに大相場が展開されています。
ビットコインの時価総額が100兆円越えを果たしたのは多くのニュースで報道されていますが、実は執筆時点では暗号通貨市場全体の時価総額が約180兆円となっており、時価総額ランキング上位10コインすべてが時価総額1兆円越えを果たしているのです。
時価総額に注目するのは、現在の相場が個人投資家に加えて、機関投資家やヘッジファンドの大きな資金が流入してきているからで、時価総額1兆円越えという水準は、これら「クジラ」の大きな資金が流入してくるのに十分な取引額と考えられるからです。
今年に入って暴騰するカルダノ(ADA)は、すでに7倍以上の価格まで上昇しており、時価総額も一気に増加し3兆円越えを果たしています。
3兆円という水準は、つい先日まではイーサリアムの時価総額だったわけで、カルダノ(ADA)も名実ともにメジャー通貨の仲間入りを果たしたといえそうです。
以前より人気の高かったカルダノ(ADA)ですが、ここにきて暴騰しているのには理由があります。
週足チャートで見てみましょう。
カルダノ(ADA)のチャート上における大きな特徴は、メジャー通貨でありながら、2018年夏場以降から3年以上にわたって狭いレンジ相場であったことです。
株式市場の小型株などによく見られるチャートですが、数年にわたりほとんど動かなかった価格が、レジスタンスラインを突破するや否や暴騰するというケースです。
狭いレンジ相場の期間が長い分だけ、この相場は強い相場と見なされ、そう簡単には暴騰相場は収まらないケースが多いのです。
言ってみれば、ほぼ草コインと思われていた暗号通貨が、強い相場に乗って上昇したところ、草コインどころか有数の暗号通貨であったということが再認識され、もはや相場が止まらないというところなのかもしれません。
未だ、史上最高値は更新していないカルダノ(ADA)ですが、さすがに今年に入って7倍以上も暴騰しており、買うのは怖いと感じる投資家も多いでしょう。
とは言え、現状は史上最高値を更新する市場が相次いでおり、カルダノ(ADA)にもその期待はかかります。
日足チャートも確認しておきましょう。
日足チャートでは、2月1日にボリンジャーバンドの+1σラインを超えて急騰開始しており、その後は+1σラインがサポートラインとなっています。
この+1σラインでサポートされる限りは上昇相場継続と見なしますが、更なる上昇のためには、+2σラインに絡み続けていく必要がありそうです。
MACDも「上昇」を支持しており、暗号通貨市場全体の調整でもない限りは深押しも考えにくいような状況です。
40代男性。大手証券会社、大手通信会社の経営管理を経てセミリタイヤ。職務経験から、広く事業や経済動向、株式・先物・為替市場に精通。長らく株式トレードを行い、暗号通貨は2017年から。仮想通貨だけでなく、ビジネスや世界マーケットを絡めた視点から大人の分析ができるビジネスマン。
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