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Follow @COIN_TOKYO_JPピアツーピア取引プラットフォームLocalBitcoinsのイラン市場では、ビットコイン(BTC)の売却提示価格が10億IRR(324万円)以上に高騰している。現在価格79万円の約4倍となる。
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BTC価格の高騰の要因の一つは、ドナルド・トランプ大統領が命じたバグダッド空港の空爆により、イランとの緊張関係が高まった影響によるものとみられる。
この報道により、世界の原油・金価格が3%と2%高騰し、ビットコインも3日の安値6850ドルから7350ドルへと反発した。Galaxy Digital CEOのマイク・ノボグラッツは、BTC価格が世界的な不確実性に反応する事自体は素晴らしいことだと主張する。
しかし、暗号資産アナリストのマティ・グリーンスパン氏は、イランの暗号市場は小さすぎて単独で大幅な価格変動を引き起こすほどではないと指摘。トレーダーによる予期取引を示唆した。
一方、分析企業Messariの創設者Ryan Selkis氏は、米国との緊張関係が高まる中で、特に法定通貨の価値下落から逃避先を求めるイラン国民を刺激していると主張した;
「ビットコインは現在のLocalBitcoinsのイランリアル市場で、24,000ドル近くで取引されている。これらの購入はイラン軍の対応を要因とする可能性は低い。代わりに、これは来るべき混乱から抜け出す方法を探している無実のイラン人かもしれない。」
実際のところ、LocalBitcoinsの取引量はここ数カ月で下落している。昨年11月以来、燃料価格引き上げに対する全国的な抗議に対処するため、イラン政府はインターネットアクセスを制限してきた。
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昨年イランはビットコイン・マイニング市場に規制を導入しており、当局は国内の無許可の採掘事業を密告した者に報奨金を設け、暗号通貨の取引を依然として禁止している。
先月イランは、トルコやマレーシアなどイスラム諸国に対し、米国の経済的優位に立ち向かうための手段の一つとしてイスラム暗号通貨を提案していることが伝えられた。
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