ビットコイン急落の理由とは
2020年12月に年初来安値を付けて2021年初頭から上昇トレンドを見せていたビットコイン、コロナショックにより一時的に暴落するものの、その後は順調に上昇を続け次々に節目を突破すると、なんと2017年12月の237万円という史上最高値をあっさり更新し、その後も上昇を続け今月に入り600万円越えまで果たしていました。
何故、いきなりビットコインが下落したのかといえば、それ以上に暴騰していた、というのが最も正しい解のようにも思えます。
とりわけ、1月後半からの上昇トレンドでは310万円ほどの上昇を見せており、100万円下落したところで、それは常識の範囲内であると考えられます。
もちろん、個人投資家に大きな影響力を持つ
イーロン・マスクが「ビットコインの価格は高い?」
といったことも影響しているでしょうし、また、昨日
Nasdaq市場が急落
したことも直接的なきっかけとして影響していると思われます。
前回の記事
でも、
ビットコイン相場に2つの調整入りの兆候(サイン)
が出ていることを説明しましたが、6万ドルという節目を前にして、調整が入りやすかったタイミングであったことも重要です。
ビットコインのサポートラインは
もちろん、株式市場大暴落でもしない限りは、ビットコインや
アルトコイン
が前回のように下がり続けることはないでしょう。
それでは
サポートライン
はどのあたりになるのでしょうか?
すでに一時的に500万円割れまで下落していますが、まずは、今晩からのNasdaq市場の動きに注目することになります。
Nasdaq市場も調整入りした可能性が高く、ここからさらに下落するようだと、米国FRBの金融政策転換が話題となり、ビットコイン相場にも悪影響を与えることになります。
ビットコイン日足チャートを確認してみましょう。
日足
ボリンジャーバンド
では、現在
ミドルラインを下抜け
ており、この場合
-1σライン(本日440万円そところ)
まで下落する可能性に注意です。1月8日の新高値更新時が
435万円
台となっており、この価格帯は下落した場合には意識されるところでしょう。
MACD
も高い水準でのデッドクロス
となっており、急反発でもしない限りは調整が長引きそうなことを示唆しています。
また、1月22日から2月21日高値で引いたフィボナッチリトレースメントでは、現在
38.2%ライン
まで下落しており、ここでっサポートされるのか、あるいは、
50%ライン(本日時点で457万円)
まで試すのか注目です。
調整は長いのか、それとも
前回の記事
で指摘しましたように、直近4回連続で
22日周期
が見られます。
特に、史上最高値を更新してから連続して発生しているサイクルですので、次回も何らかの影響を相場に与える可能性があります。
ちなみに、2月21日から22日後は
3月15日
となりますが、その直前の
3月12日がメジャーSQ日
となっており要注目となりそうです。
もう一つ、今週の週足がどうなるのかも注目です。ここで先週を
つつむような大陰線
が出ると厄介なことになりそうです。